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不安型の私は、なぜ毎回“重い女”になってしまうのか?

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管理人・村田
管理人・村田

今回は不安型の方の体験談をご紹介させていただきます!
不安型の方は恋愛に特に悩みやすいですよね…。
今回は不安型の綾乃さんに恋愛での不安型の特徴を克服した体験談を語っていただきました!当てはまる方は是非参考にしてくださいね。

「また私、重いって思われてるかも…」

こんにちは。綾乃(あやの)といいます。私は今、32歳。都内の広告代理店で広報の仕事をしながら、これまでに4回の恋愛を経験してきました。

でも、どの恋も2年と続いたことがありません。

「重い」「距離を感じる」「気持ちが重すぎて疲れる」
相手から言われてきた言葉は、どれも私の心に深く突き刺さってきました。

私は、本気で好きになった相手とは、もっと心を通わせたいし、たくさん関わりたいと思ってしまうんです。でも、ちょっと返信が遅れただけで不安になったり、連絡頻度が減ると「嫌われたのかも」と思い込んでしまったり。

そんな自分が嫌で嫌で、「もっと軽い女にならなきゃ」「好きって言いすぎちゃダメだ」と我慢しても、結局どこかで感情があふれてしまう。そして、相手は少しずつ離れていく——。

私は、なんで毎回こうなってしまうんだろう?

この記事では、「重い女」と言われて傷ついた私が、自分の“愛着スタイル”と向き合いながら、少しずつ変わっていった過程を体験談としてお話ししていきます。

同じように、恋愛で不安に悩んでいる方の心に、少しでも届けば嬉しいです。

恋愛が始まると、なぜかいつも不安になる

私は恋愛が大好きです。出会いがあればワクワクするし、誰かと心が通じ合う感覚って、本当に素敵だと思っています。でも、いつもこう思うんです。

「なんで私は、恋愛が始まると、あんなに不安になってしまうんだろう?」

恋人ができると、最初は楽しくて幸せな気持ちでいっぱいになります。でも、日が経つにつれて、少しLINEの返信が遅れただけで落ち込んだり、相手の態度が少しよそよそしいだけで「嫌われたかも」と思ってしまったり。

結果的に、私はいつも「重い女」になってしまい、相手に距離を取られ、そして終わりを迎える。

この記事では、私がなぜそうなってしまうのか、そしてそこから少しずつ変われた経験を、体験談としてお話ししたいと思います。


彼のスマホが気になって仕方なかった私

最も印象的だったのは、3年前に付き合っていた拓真(仮名)とのことです。彼は同い年の営業マンで、とても明るく社交的な性格でした。

最初の数ヶ月は本当に楽しくて、週末は一緒に出かけたり、お互いの家で料理したり。SNSにもお互いの写真を載せて、友達にも「すごくお似合いだね」と言われていました。

でも、付き合って3ヶ月くらい経ったころから、ある違和感が私の中に芽生え始めたんです。

「最近、返信遅くない? 前はもっとすぐ返してくれたのに…」 「今なにしてるんだろう。もしかして、誰かと会ってる?」

そんな風に考えることが増えて、気づけば彼のSNSのフォロー状況や、LINEの既読時間までチェックするようになっていました。

ある日、彼がスマホを少し隠すように操作していたのを見た瞬間、心がザワッとしました。

「浮気してるかも」

その日は何も言えずに帰ったのですが、家に帰ってからもその場面が頭を離れず、つい長文LINEを送ってしまいました。

「最近、冷たくない? 何か隠してるの?」

そのあと彼から返信が来るまでの数時間、胃が痛くて眠れませんでした。


「重い」と言われて気づいた、愛着スタイルという概念

結果的にその恋は半年で終わりました。彼の最後の言葉が、今でも忘れられません。

「綾乃はいい子だけど、ちょっと重いんだよね…」

その言葉は私の心に深く突き刺さりました。

「どうして? 私はただ、好きな人とちゃんと繋がっていたかっただけなのに」

その悔しさと疑問を抱えたまま、私はカウンセリングに通い始めました。

そして、そこで初めて知ったのが「愛着スタイル」という心理学の考え方でした。

愛着スタイルとは?

愛着スタイルとは、幼少期の親との関係性が元になって、大人になってからの対人関係(特に恋愛)に影響を与える心理的な傾向のことです。

大きく分けて4つのタイプがあります。

  1. 安心型(安定した愛情を感じて育った人)
  2. 不安型(見捨てられ不安が強い)
  3. 回避型(親密さを避ける)
  4. 混合型(不安と回避が混在)

カウンセラーさんに「綾乃さんは、不安型の傾向が強いですね」と言われたとき、驚きとともに、何かが腑に落ちたような感覚がありました。


不安型の私が抱えていた“無意識の怖れ”

不安型

なぜ私は、彼のスマホやLINEが気になって仕方がなかったのか。 なぜ、少し連絡が来ないだけで「嫌われた」と思ってしまったのか。

それはすべて、「見捨てられるかもしれない」という恐れが根底にあったからです。

私の母はとても厳しい人で、小さい頃から「ちゃんとしていないと怒られる」という環境で育ちました。甘えたい気持ちがあっても、「こんなこと言ったら嫌われるかも」と思って我慢してきました。

その経験が、大人になった今でも恋愛に影を落としていたんです。

私は愛されたいのに、自分から不安をまき散らして、相手の気持ちを冷めさせてしまう。

そして、失うたびに「やっぱり私は愛されないんだ」と思ってしまう。

この思い込みのループから抜け出すには、「相手に愛されるかどうか」ではなく、「自分が自分をどう扱っているか」に目を向ける必要があると、私は気づき始めました。


変わるために私がやったこと

そこから私は、自分の不安型愛着を少しでも改善したいと思い、次のようなことに取り組みました。

1. セルフモニタリング

不安になった時に、「いま私は何を感じてる?」「本当に証拠がある?」と自問する習慣をつけました。

自分の感情を“ただ感じる”練習をしたんです。無理にポジティブにならなくていい。ただ、「いま、不安なんだね」と認めるだけでも、気持ちはかなり落ち着きました。

2. 相手に依存しすぎない日常

恋人以外の楽しみ(読書・ジム・友人との時間)を増やして、感情のすべてを恋愛に乗せないようにしました。

特に友人との時間が私にとって大きな支えになりました。恋愛ではなく、友情を通して「私って愛されてもいい存在なんだ」と実感できたことは、癒しになりました。

3. セラピーや読書を通じた自己理解

『愛着障害』『母という病』『自分を愛せない親たち』など、関連書籍を読みながら、自分の思考パターンや行動の背景を深く理解していきました。

また、セラピーでは「インナーチャイルドと対話する」セッションを受け、幼い自分に優しく声をかける練習もしました。「もう大丈夫だよ」「がんばってきたね」そう言ってあげるだけでも、心の奥底が少しずつほぐれていく感覚がありました。


今の私が思うこと

安定型

今の私は、まだ完全に安心型になったとは言えません。 でも、次に出会った人とは、ずいぶん穏やかに付き合えるようになりました。

LINEの返信が遅くても、「今は忙しいのかも」と思える。 自分の感情を相手にぶつける前に、「これって本当に伝える必要ある?」と考えられる。

そして何より、「不安になっても大丈夫。私は自分で自分を支えられる」と感じられるようになったこと。

これは、どんな恋人からもらえる愛より、私にとって大きな安心感です。

不安型の人は、「愛されたい」「安心したい」という想いが人一倍強い。 でも、その気持ちを伝える方法を少し変えるだけで、関係はうまくいくのだと思います。


おわりに 同じように悩むあなたへ

「また重いって思われたらどうしよう」 「好きだからこそ不安になるのに…」

そう悩んでいる人がいたら、私は声を大にして言いたいです。

あなたが重いんじゃなくて、不安を抱えたまま頑張ってきた証なんだよって。

まずは、自分の心の動きに気づくところから始めてみてください。

そして、「安心できる関係性」は、誰かが与えてくれるものだけじゃなく、自分自身で育てていけるものだと信じてほしいです。

恋愛は、誰かを好きになることで、自分自身の傷や未熟さに気づかせてくれる鏡のような存在。

だからこそ、不安になったとしても、自分を責める必要はありません。

一歩ずつ、少しずつ、自分の心と対話しながら、安心の種を育てていきましょう。

ABOUT ME
村田美咲
村田美咲
Buzzle編集長
東洋英和女学院大学人間科学部臨床心理コース卒業。
大学院進学後心理士および臨床心理士の資格を取得。現在は心理学に関してのライターとして活躍中。
一児の母であり、育児の観点からも愛着スタイルについて発信中です。
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